代表メッセージ
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<私たちの活動理念>

2023年発足したこども家庭庁の政策メッセージでは、「子どもまんなか」すなわち子ども、若者、養育者、関係者等の声を聴き、それを尊重しながら、政策形成を行い、実際の活動を子どもや養育者とともに展開していくことが掲げられています。いままで、ともすると、思いこみや押しつけで決められていた施策状況を変容させることは、大変意義の有ることだと思います。子ども・子育てに関する取り組みをが、子どもを含めた当事者の意見を中核に形成されていくことを期待しています。

子どもの意見尊重は、子ども自身からの発信が無ければ実現しません。イベント的な意見聴取だけでは、十分に子どもの気持ちや考えをくみ取ることはできません。地方自治体レベルの機会創設に加えて、地域社会全体が子どもの意見表明を子どもの権利として受け止め、課題については解決に向けて子どもとともに取り組む実行力がコミュニティには求められていると思います。子どもは機会があっても発言しないことや、周りとの関係を深くとらず本音をいわないこともあります。子どもにとっては敷居が低く、つながりたいときには、受け止めてくれる存在が必要です。チャイルドラインは、「匿名性 名前は言わなくてもいいよ」、「守秘 ひみつは守るよ」、「寄り添い どんなことでも一緒に考えるよ」、「子どもの主体的選択 切りたくなったら切っていいよ」を子どもに伝えながら、子どもとの電話を通じたつながりによって、子どもへの寄り添いと社会的メッセージの発信をおこなう組織です。その担い手=「受け手」は基本的には一般市民であり、「相談を受ける」専門家ではありません。チャイルドラインは思い立ったときに、どんな話しでもできる、批判・叱責を受けないところに特徴があります。

「正答」を示さずに、気持ちを受け止め、寄り添い、必要があれば一緒に解決策を考えることが各チャイルドラインの共通点となっています。これは、ゲーム社会のなかにあって、「正答」・「誤答」のみの選択肢を選ぶ文化に慣れ親しんだ子どもにとっては、少ししんどいかもしれません。しかし、自分の電話や問いかけに、このような対応もあるのだという経験も貴重ではないかと思います。

2002年5月に創設されたよこはまチャイルドラインは、開設日を増やすことや、ネットを通じた子どもとのコンタクトへの参加等、できる力の範囲内ではありますが、子どものニーズに応えられるよう努力してきました。今後もよこはまチャイルドラインをご理解いただき、お支えいただきたいと思います。18歳までの皆さんへ、誰かと話したくなったら(開設日・時間に注意)、気軽にコンタクトをおとりください。

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